ナスカの地上絵で知られるナスカはペルー南部、太平洋岸から80kmほど内陸に位置した、乾燥した気候の町です。町はスペイン植民地時代副王ガルシア・ウルタード・デ・メンドーサ、カニェテ侯爵によって建設されました。現在はナスの地上絵観光の拠点として海外から多くの観光客を迎え入れています。
ナスカはナスカ文化が栄えた場所としても知られ、文化圏としてはピスコからアレキパにいたる範囲だったと推測されます。ナスカは海岸部からも遠く、経済活動としては農業が主だったと考えられています。しかし乾燥しきったこの地では、近くを流れる川も年40日のみ水をたたえるだけ、また地下水脈も深さ4〜5mの場所にあり、潅漑に利用するのは難しかったといわれています。それを解決するのが、遺跡として発見されている用水路です。常に水を得るために作られた、技術的にも高い建造物と言われています。これによりナスカでは、トウモロコシ、豆、かぼちゃなどの野菜を栽培することが出来たようです。
ナスカを有名にした、「ナスカの地上絵」以外にも、ナスカ文化の遺跡、博物館など見所があります。また、ナスカにはピスコに似た蒸留酒ナスカがあり、古くは奴隷や地元の人々が飲んでいました。
ナスカの地上絵は1994年に「ナスカとフマナ平原の地上絵」として世界遺産に登録されています。
この地上絵に関しては、数々の説がありますが、天文学のカレンダーとして使われていたというマリア・ライヒェ教授の説が有力です。その説ではそれぞれの地上絵は、異なる太陽の暦を表わしていると言われています。いくつかの説が立てられているが、未だになぜ作られたのかはわかっていません。
ナスカ市内の移動手段はタクシーです。街の中心部内は徒歩でも十分移動できます。